栄養のコト、メモるわ

栄養についての文献、研修で勉強したこと、ここでぶちまけるわ。 間違ってること書いとったら遠慮なく言うてや。

脳卒中後の嚥下障害スクリーニング (2023/12/8)

管理栄養士と嚥下障害の関連性 管理栄養士は、脳卒中患者の栄養状態の評価と管理に不可欠な役割を果たします。特に、脳卒中による嚥下障害は、患者の栄養摂取に大きな障壁となり得ます。嚥下障害の早期発見と適切な管理は、患者の栄養不良や脱水のリスクを低…

ヴィーガンの食事は確かに体重は減る:管理栄養士の複雑の立場から(2023/12/7)

管理栄養士のジレンマ 私たち管理栄養士は、食事と健康の関係を深く探求します。今日取り上げる研究は、植物ベースの食事と体重減少の関係を明らかにするものです。個人的には、ビーガン食を一概に推奨する立場にはありませんが、肥満患者の体重減少に関して…

ビタミンDとCOVID-19 (2023/12/6)

ビタミンDのサプリメントがCOVID-19に与える影響 私たち栄養士にとって、栄養素が人体の健康に及ぼす影響には非常に興味があるものです。特に、ビタミンDは免疫系の正常な機能を支える重要な役割を担っています。COVID-19パンデミックが世界中で大きな影響を…

肝臓病のリスクを減らすためにはどうしたらいい?社会栄養学の視点から考える(2023/12/5)

皆さんは、肝臓病と聞いてどのようなイメージを持ちますか? アルコールや薬物の乱用によるもの?それも一部ではありますが、中にはメタボリックシンドロームに関連した脂肪肝という種類もあります。これは、肝臓に過剰な脂肪が蓄積し、炎症や線維化を引き起…

睡眠時間が短いと食生活が荒れる (2023/12/4)

管理栄養士と睡眠・栄養摂取の関連性の重要性 私たち管理栄養士は、健康を維持するためには栄養バランスの取れた食事が重要であることを知っています。しかし、睡眠の質と量が健康に及ぼす影響についても、同じくらい注意を払うべきです。睡眠と食生活の関連…

腸と心の関係を考える―過敏性腸症候群と精神的な共病の多面的な治療法 (2023/12/3)

過敏性腸症候群と管理栄養士の関わり 私達管理栄養士は、食事や栄養の管理を通じて、患者さんの健康をサポートする専門家です。しかし、食事や栄養だけではなく、心の健康も患者さんの体調や生活の質に大きな影響を与えます。特に、過敏性腸症候群(IBS)と…

糖尿病患者の食事管理には自制力が必要? (2023/12/2)

糖尿病患者さんの食事療法と、その実行力 私達管理栄養士は、糖尿病患者の食事管理をサポートすることが重要な役割の一つです。 糖尿病患者は、血糖値のコントロールや合併症の予防のために、食事療法を守る必要があります。しかし、実際には、食事療法に従…

重症患者における栄養サポートはちゃんと行われているのか?(2023/12/1)

栄養管理と重症患者の回復:私たち管理栄養士の役割 想像してみてください。もし、あなたの大切な人が病院で重症化してしまったら、その回復には何が必要でしょうか?実は、適切な栄養サポートがその鍵を握っています。重症患者はしばしば、栄養不足や筋肉減…

集中治療室ICUの栄養療法:パーソナライズされたアプローチの重要性 (2023/11/30)

みなさん、集中治療室(ICU)と聞くと何を思い浮かべますか? 高度な医療機器、緊張感あふれる環境、そして何よりも、そこで戦っている患者さんたち。今日は、そんなICUでの栄養療法について、私たち管理栄養士の目線からお話ししたいと思います。 ICUでの栄…

「不思議な脂肪酸」の物語:トランス・バクセン酸と免疫系の新たな関係 (2023/11/29)

管理栄養士の視点から見たトランス脂肪酸の新発見 皆さんは、食事と健康の関係について考えたことはありますか? 私たち管理栄養士は、この問いに日々向き合い、栄養を通じて皆さんの健康をサポートしています。今日は、トランス脂肪酸に関する意外な発見に…

ICU患者の栄養療法:経腸栄養と静脈栄養、どちらが適切?(2023/11/28)

ICU栄養療法の重要性 私たち管理栄養士にとって、ICU患者の栄養管理は、ただの「食事提供」以上の意味を持ちます。ICUでは、患者さんの生命を維持するために、栄養療法が重要な役割を果たしています。特に、ショック状態や人工呼吸器を使用している重症患者…

「健康長寿の秘訣」:日本の食生活が語る物語 (2023/11/27)

私たちの食事、私たちの健康 みなさん、毎日の食事にどれほどの意味を見出していますか?私たち管理栄養士は、食事が健康に及ぼす影響を日々実感しています。日本の伝統的な食生活は、世界でも注目される健康長寿の源とされています。今回ご紹介する研究は、…

アルコール摂取と脂肪肝:日常と科学の交差点 (2023/11/27)

栄養士の目から見た、普段の一杯が体に与える影響 皆さん、晩酌はお好きですか? 私たち管理栄養士は、日々の飲酒が健康にどのように影響するかを注視しています。今日は、その中でも特に「アルコールと脂肪肝」の関係にスポットを当て、科学的な視点と日常…

【ICUの栄養管理】SMART trial(2017)についてまとめてみたわ【晶質液?生食?】

エネルギー入ってない輸液も「栄養」として捉えてる栄養士やで。 水も電解質も栄養や。 重症患者さんで速攻栄養入ることは少ないな。 まずは、蘇生輸液で循環動態を安定點せなあかん。 よく使うのは、 生食 晶質液 やけど、どっちがええんや!? って思った…

【ICUの栄養管理】NUTRIREA-2(2018)についてまとめてみたわ【早期EN?早期PN?】

重症患者する最適な栄養投与ルートは? 経腸栄養(EN)? 静脈栄養(PN)? これはCALORIES試験でも同じことやったけど、 ↓↓↓ 重症患者さんへの早期の栄養は とくに、ショック+人工呼吸器つけてる患者さんには、どっちがええんやろ? って思ったらフランスの…

【ICUの栄養管理】CALORIES(2014)って論文をまとめてみたで【EN?PN?】

ICUでの栄養ルートの選択は? ICU患者さんの一番ええ栄養投与ルートってなんなんやろ? 経口摂取できるのが一番やけども…。まず無理やな。 経腸栄養(EN)? 静脈栄養(PN)? って思ったらイギリスの学者たちが研究しっとっくれてたわ。 その報告のタイトル…

【ICUの栄養管理】EPaNIC(2011)についてまとめてみたわ【ENだけ?EN+PN?】

ENだけ?EN+PN? ICUおると、経腸栄養だけですぐ十分なエネルギーまかなえる 重症症例って少ないよな。 やからといって、早期に静脈栄養追加してもええんやろか? ベルギーの学者たちが研究しといてくれとったわ。 その報告のタイトルが・・・ ↓↓↓ Early ver…

【ICUの栄養管理】GPICS(2019)の栄養のとこだけ抜粋してみたわ【イギリスのICU栄養ガイドライン】

Guidelines For The Provision Of Intensive Care Services GPICSって? イギリスのThe Faculty of Intensive Care Medicineって組織が出してる ICUの治療ガイドラインやな イギリスって日本と比べてガイドラインしっかりしてるイメージや なんでもガイドラ…

【COVID−19の栄養管理】JSPENが出してるCOVID−19の栄養学的提言をまとめてみたで

新型コロナウイルス感染症(COVID−19)の治療と予防に関する 栄養学的提言ーJSPEN12の提言ー アセスメントやれ 低栄養患者はヤバイからNSTだ 循環動態気にして熱量と蛋白強化 微量栄養素も忘れるな 家でも運動大事 ONSええで 経口で足りんかったら経腸栄養や…